トップ画像・出典:tvN

★★★★★5

放送・2018年
全16話
放送局・tvN

 

オススメポイント

一見恵まれた環境にいながら、いい知れない虚無感に、包まれながら暮らす

パク・ドンフン(イ・ソンギュン)

 

ある過去と絶望的な環境のため
手段を選ばず、感情を殺して生きる

イ・ジアン(IU)

 

2人が出会い、心の交流がお互いを癒していく…

見てるこちらまで心が締め付けられ

涙がとまらないドラマ

 

あらすじ(ネタバレなし)

理不尽な世の中に翻弄され、報われない日々を生きる若い女と中年男。ふとしたことから知り合った2人は心を通わせ、肩を寄せ合いながら互いに心を癒されてゆく。

引用元:Netflix公式

 

主要登場人物紹介

イ・ジアン(IU)

出典:tvN

建設会社の契約社員

借金取りに追われ、足の不自由な祖母を養い

毎日働き詰めの日々を送る

パク・ドンフン(イ・ソンギュン)

出典:tvN

ジアンが勤める会社の上司

3人兄弟の次男

 

注意!ネタバレあり私的感想

 

誰かに見て欲しくなるドラマNO.1

妹に「騙されたと思って一回見てみて!」

何回も勧めましたが、未だに見てくれない(笑)

 

職場の方の旦那さんが韓国映画にハマっていると聞いたので、何気な〜くこのドラマを教えたら、めちゃめちゃ気に入ったらしく

「韓国ドラマの先生!」と呼ばれている

(のちに賢い医者生活を勧めたら、「韓国ドラマの師匠」に格上げされるんだけど)

旦那にも勧めたら、すっかりドンフン推しになって

「ドンフンロスだ…」と言っていてめっちゃ笑った

 

私も3回くらい見ましたが、何回見ても声を上げて泣いたし

新しい発見がその都度見つかって

暖かい気持ちになれるし、人それぞれに何か得るものがあるドラマだと思います

私は、何気ない今この日常がとても素晴らしく
愛おしいものなんだと、実感させられました
出来るかぎり人に誠実でありたいと強く思いました

 

序盤は暗く、暴力シーンがあって

韓国でも批判があったそうですが

あのシーンがあったからこその、後半!が生きてくると思うのです

暴力シーン苦手な人とかに無理強いはできませんが

出来れば我慢して見てもらいたい

 

とにかくキャストの皆さんの演技が素晴らしい

IUは、「麗〜花萌える8人の皇子たち〜」の時など演技で、少し叩かれてしまっていたけど(私は上手かったと思ってますが)

そんなの吹き飛ばす素晴らしい演技で、引き込まれました

アイドルのときはめっちゃかわいいお姿なのに

今回はほぼスッピンでしたよね

それでもオーラみたいなものは感じたし、可愛かった

 

イ・グァンイル役のチャン・ギヨンも良かったな〜

出典:tvN

ドンフンとジアンが、微笑ましく楽しそうにお酒を飲むところを見ちゃったとき

嫉妬でいい顔するんですよね…グァンイル

あの引きつった顔…好きです(笑)

 

 

いらないシーン・いらないカップルが一つもない!

どのペアにもひとつひとつエピソードや深い心情があって

すごく応援したくなりました

 

特にドンフンの同級生カップル

ジョンヒ(行きつけのお店のママ)

出典:tvN

ギョムドク(出家した僧侶)

出典:tvN

の2人が気になった

「何も持たない人になる」と言って出家したギョムドクの気持ち、ちょっとわかる気がします
俗世にうんざりしちゃうことあるから

ジョンヒはかわいそうだけど、あの結末で良かった

ずっと引きずっていた愛に区切りをつけて乗り越えていこうとするところは

こちらも勇気をもらえます

 

ドンフン考え方や、物事の受け取り方がとにかく優しい

相手の気持ちになって考えられるというか、

「共感力」が半端ないと思った

 

ジアンの祖母をドンフンが家におぶっていくシーンで

祖母の世話をするジアンに、「いい子だな」って言うんですよね

同情とか哀れみや蔑みじゃなく

「いい子だな…」と一言

 

ドンフンの兄弟に対してもすごく優しくて

実際あのような兄弟がいたら、ガッカリでしんどいけど(笑)

お互いをとても愛していて思い合えるのは素敵だった

ただユニ(ドンフンの妻)があの兄弟に馴染めない気持ちは少しわかる気がします

内輪ウケ感半端ない

馴染めていれば、不倫なんてしなかったのかもしれないけど

大切なものは失ってみないとわからないってことですね

 

 

ジアンがドンフンを盗聴するという行為

(違法で絶対だめだけど)よく考えたなーと思いました

まず、他の皆さんもおしゃってましたが、ドンフン役のイ・ソンギュンの声がいい

ナイスキャスティングだと思います

 

ドンフンが、兄弟とか部下に話すジアンの話を

ジアンは盗聴でちょくちょく聴くわけですよ

またドンフンが優しいこと連発するわけですよ

ドンフンはもちろん聞かれてると思ってないから

おべんちゃらではない本音の話が聞けちゃうわけですよ

それは人を信じれないジアンもきゅんとしてしまうわけですよ(笑)

 

このシュチュエーションが無理やりな感じではなく作られるって

すごくいいな〜と思いました

 

一番考えさせられたシーン

あとジアンの祖母が亡くなった時のお兄ちゃんの行動が実は一番涙した

きっとお兄ちゃんは誰かの役に立ちたかったんだろう

人間の「幸福は貢献感である」と本で読んだことがある

褒められるとか感謝されるとかでなく自分自身が誰かの役に立っていると感じること、貢献感

そうして初めて自分を好きになれる

だからあの笑顔だったんだろうな
少しずつお互いのこと理解しあって、傷を癒す過程がとても丁寧で

ジアンがドンフンを一生懸命守ろうとするところは

胸が締め付けられて苦しかった

 

そして最終話の家で1人になったドンフンが泣くシーン

私はここがなぜ泣いたのか

未だに整理しきれてなくて

いろんなことがあって抑えていた気持ちが溢れ出てきたとおっしゃてる人がいて

あーなるほど!と思いましたがジアンを受け入れられなかった、辛さみたいなものもあったのかなと思いたい自分がいます
ラスト再会したシーンでのドンフンの嬉しそうな顔がたまらないので

出典:tvN

無理に恋愛としてくっつかなくて良かったと思ってますが

 

ドンフンが泣くあのシーンは色恋が絡んでたら…尊いです

 

 

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