トップ画像・出典:JTBC

2022年上半期・りお的No.1ドラマ
最高に好きです
 

★★★★★5

放送・2022年
全16話
製作・JTBC

 

オススメポイント

都会で働くが田舎の実家に住み、片道何時間もかけて出勤する3兄弟が、それぞれに日々の不満を抱えもがきながら生きていく話
3人いるから、誰か1人には感情移入できるのではないだろうか

淡々日常系で退屈に感じる人が、もしかしたらいるかもしれないが

セリフの一つ一つが深い意味があって心に突き刺さる

見ているこちらも3兄弟を通して、本当の自分を解放していくヒーリングドラマ

そして、外から来た謎の人物を演じるソンソックの果てしない色気に心を掴まれヤラレます

 

 

あらすじ

単調な生活にはもううんざり。変わり映えしない毎日から抜け出したいと願う3人のきょうだいが、自由と生きがいを求めて奮闘する姿を描く

Netflix公式ページより引用

 

 

主要登場人物

出典:JTBC

 

ヨム・ミジョン(演:キム・ジウォン

 

3兄妹の末っ子

カード会社のデザイン部に所属

社会のしがらみに馴染めずに生きづらい毎日を送っている

 

ミジョンの職場のいわゆる「女子の群れ」

馴染めなくて、引きつった笑顔のミジョン

わかる…わかるわ〜女子なら一度は経験あるんではないだろか

話が合わなかったり、仲間はずれにされたり

私は最近はそういう時、意識を妄想に飛ばして何も聞こえなくなります(笑)

 

 

出典:JTBC

 

ヨム・チャンヒ(演:イ・ミンギ)

 

3兄妹の長男

コンビニ運営本社の社員

 

今の現状に満足できていない

いつか大きい事を成し遂げたいと思っている

 

車を所有したかったり、彼女と上手くいってなかったり、職場の同僚(女)が疎ましかったり、なんだかどこにでもいるような成人男性

ちょっと残念なんだけど、憎めなくて、愛おしい

 

 

出典:JTBC

 

ヨム・ギジョン(演:イ・エル)

 

3兄妹の長女

調査会社のチーム長

世の中の細かいことに不満を持っていて、それをつい口に出してしまってトラブルになってしまう

愛して愛されることを切望している

思ったことをなんでも言ってしまう女性って実は結構好き

裏で何考えてんだかわからんってことがないから、ちょっとぐらいの暴言ぜんぜん許せる

ただ本人は生きづらいよな

 

 

出典:JTBC

 

ク氏(演:ソンソック)

 

よそから来た素性が謎の男

3兄妹の父の工房「サンポシンク」に雇われている

ひょんなことからミジョンと関わることになり

少しずつ心を通わせていく

 

どこから来たのかわからない

本名も誰も知らない

昼は、黙々とただ与えられた仕事をこなし

夜は、抜け殻のような、虚無になり、ただ黙々と酒を飲む

 

 

注意!!私的ネタバレあり感想

何はともあれ、ク氏を演じたソン・ソックの魅力

出典:JTBC

 

私的にはこのドラマ…ク氏をソン・ソックが演じてなければ見てなかった!まである

「最高の離婚」でね、最初はチャ・テヒョン目当てに見始めたんですが、最後にはすっかりソン・ソックに夢中になってた

キャラも良かったんだけど、飄々とした感じと、そこはかとなく香る色気がたまらない

 

今回『私の解放日誌』ではその色気が大爆発!!

いや〜すごいよすごいよ〜

Tシャツの汗染みすらめっちゃエロいよ〜これは沼ですよ深い沼

 

セリフを抑えて、表情の演技で魅せるのがすごかった

切なくなるしドキドキした

 

は〜当分ソンソック沼からは抜け出せそうにないです

 

キム・ジウォン…サムマイウェイのヒロインの方だったんですね〜

最初、全く気づかなかった!

実はサムマイウェイの『エラちゃん』のキャラあんまり好きじゃなかった

可愛らしいがキャピキャピしすぎというか…

今回は、綺麗なんだけど〜華やかなオーラを見事に消して

見事「ヨム・ミジョン」になりきってる

女優さんってほんと凄い…別人だもん

 

イ・ミンギさんは私…完全に初見で、勝手に3枚目の役のイメージでしたが、本当はフェロモンありありのイケメンさんでしたな

この人も、オーラを完全に消していて、日々に不満のあるちょっと残念な田舎の青年を見事に演じていて…なんか、応援したくなる

 

脚本が独創的ですごーい

 

今までたくさんの韓国ドラマを見せてもらったが、

こんなドラマは初めて見た

全体に流れる空気というか、纏うオーラみたいなものが

1話から一貫して同じで全くブレない

きっと描きたいことや、伝えたいことがはっきり決まっているからだと思う

 

だからいらないシーンやセリフがないから、1秒たりとも見逃したくない

 

今までは、「このシーン飛ばしたいな」とか「早送りしたいな」と思うことが度々あったが、このドラマではそれが一度もなかった

このドラマは、出来事のすべてを映像では見せてくれなくて、

事後に会話などでどうなったかわかるという、多くは語らないよスタイル(笑)をとっていて、それがまた想像を掻き立てるというか、飽きさせない

例えば、ミジョンの先輩にお金を貸した話は、いつのまにか先輩が毎月返してた話になっていて、「あれそんな約束したシーンあったっけ?」とか思う

大事なシーンに全ふりしたいという気持ちからなのかな?

なんでも細かく映像にすると、やぼったくなってしまうから、私はそこがとてもいいと思った

 

みんな何かを抱えて生きているんだってことが安心する

1話目から3兄弟が、いろいろな問題に直面して、悩んだり怒ったりしてけっこう暗めのシーンが続くんだけど

私的には「あ〜みんな何かしら抱えて生きていて自分だけが大変だというわけではなくて、なんだか安心する」って思ってました

 

そしてどんな人にも何かしらの影響を与えてくれる人が必ずいるんだなって思う(恋人関係とは別の)

例えを挙げると…

ミジョンだったら⇨ヒョナ

出典:JTBC

 

ミジョンはヒョナに憧れていて、ヒョナと一緒にいる時のミジョンの纏う空気はなんだか少し優しい気がする

価値観や、それこそ持ってる空気が近いから一緒に居て楽なんだろうな

 

ギジョンだったら⇨上司の男「パク・ジヌ理事」

出典:JTBC

 

初めはギジョンのこと相手にしてなかったけど、途中から良き相談相手になっていて

ギジョンが少しずつ変わっていく様を、とても微笑ましい顔で見守るパク理事が好きすぎる

一見女性に見境なしな感じだけど、自分に正直なだけなんだろう

 

私もパク理事欲しい(笑)色恋なんかに発展せず、話聞いてくれて、欲しい言葉をくれる

そしておまけに清潔感があってイケおじだから目の保養にもなるしね♡

 

 

 

一番考えさせられた、50代のお姉様

 

ギジョンがね…またやらかす訳ですが…(他にお客さんがいるお店で大きい声で何かしらの愚痴を言うのは良くないと思ったね…)

 

「50歳…感情は残っているのかな…ただ生きてるだけな気がする」
「動物みたいにもぐもぐと餌を食べてるだけ」

と…50代のお姉様方の前で盛大に愚痴っちゃう

 

そのお姉様の返しが最高すぎた(また女優さんが最高なんだわ…チャン・ヨンジュさん)

「50歳…(40歳と)同じよ…」

「50歳は突然やってくる」

「80歳になったとしても、今と変わらない」

 

前を歩いているお姉様方のこういう言葉は、年を重ねる恐怖が少し和らぐ

「今と変わらない大丈夫」

 

理解がありすぎる、ヨム・ミジョン

ク氏とミジョンの関係ってすごい

お互いの理解力がハンパない

2人の始まりが「私をあがめて」という所からなのが、まずびっくり!

「あがめて」を愛の言葉にするセンス…素晴らしすぎる

 

 

私だったら、ク氏に「お酒やめて」って言っちゃうな…流石に

それで体を壊して取り返しのつかないことになったら、後悔して自分を責めそうだから

でもミジョンは言わない

きっと「覚悟」ができているんだと思う

そしてク氏という人間を「信じている」んだろう

 

2人が再会したシーンは、前半には考えられないほど爽やかで初々しくて「初恋かっ」と思った

良いシーンだった

 

ただ…無気力でやさぐれて、お酒に溺れるソンソックがたまらなく好みだったので

2人が幸せそうなのは本当に嬉しいのだけど、ちょっと残念な自分もいて矛盾しててウケた

 

後半の仕掛けに驚き、そして納得させられた

 

このドラマの前半で、3兄妹の日常を淡々と描いていて

今の現状に不満がある描写がやけに多いなって実は思っていた

 

突然の母親の死に、「あーそうゆうことか」とストンと腑に落ちた

 

私的にこのドラマは、「一見パッとしなくても平凡な日常がいかに大切か」ということを一番に伝えたかったんではないかと思う

 

ありきたりだけど、やっぱり「大切なものは失って初めて気づく」ということなのだと再確認させられた

 

今、私は恵まれていて幸せなんだな

 

最後に…

 

こんなに考え方や意識に影響を与えられたドラマ初めてだ

面白いとかキュンキュンするとかそういう次元では無くて

本当にいろいろ考えさせられた

こういうドラマにたまに出会えちゃうから

韓国ドラマはやめられない

 

 

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