トップ画像・出典:「詩人の恋」公式サイト
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オススメポイント
男とか女とか関係なく、1人の人間として惹かれる
恋愛感情とかだけでなく、尊い存在になるってことあるのかな?
利害関係じゃなく、無条件でその人の力になりたい
そういう人に出会えたら、それだけで最高だと思った
たとえ一緒にいられなくても
あらすじ(ネタバレなし)
斉州島で暮らす詩人のテッキ(ヤン・イクチュン)
子供が欲しいとせがむ妻のために辛い不妊治療を始め、肝心の詩も上手くいかず鬱積した日々を送っていた
そんな時ドーナツ屋の定員で若くて美しい青年セユンと出会う
セユンに対し、同情なのか恋心なのか曖昧な感情を抱きテッキは戸惑う
セユンと交流を続けるテッキは、妻も巻き込み物語は意外な方向へ転がり出す
注意!私的ネタバレあり感想
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テッキ役のヤン・イクチュン好きです♡
「大丈夫愛だ」で演じた主人公のお兄ちゃん役、イカれてて、振り切れてて素晴らしかった
「息もできない」とか「あゝ荒野」とかもなんか神経研ぎ澄まされててキレキレ
演技も素敵だけど、顔がね…好みなんですよ…ふふふ
LGBT映画と分別されていて、一応腐女子の私としては
ヤン・イクチュンが若い男に恋をすると?!と心躍りましたが
でもぉ〜結局〜こういう〜映画って〜、若い男に淡〜い恋心を抱いて、
相手の男には気持ち悪がられちゃって、
でも人を愛するのは素晴らしいみたいな終わりだと勝手に思ってました(偏見)
あれれ〜セユンも結構テッキのこと好きじゃない〜?
確かに、恋愛なのか、敬愛なのか、単に不安な状況だから頼ってるだけなのか
はっきりとはわからないけど、特別な存在なのはわかります
この映画は、始まりから雰囲気が好きで
斉州島の美しい風景とか、テッキが家で食べていたサムギョプサルの描写とか良いですね
テッキの妻が下品で、ガサツで、いい意味で自己中
好きです♡
ただ、何でもかんでもテッキの友達に喋ってしまうのは如何なもんでしょう?
すごいデリケートな話までダダ漏れで、あの友達の人デリカシーゼロ(笑)
面白かったけど、あれは私でもかなりしんどいな
テッキに結構毒舌だし、きつい態度だから、そんなに夫婦愛はないのかなって思ったけど
テッキを失いたくなくて必死になってて、愛しているからなのか、子供を1人で育てたくないからなのか、
まあ感情は一つだけでは無いだろうけど、なりふり構わず執着できる人間がこの世にいるってだけでちょっと羨ましい
セユンのお父さんが亡くなって、母親と言い争いをした後に別宅でセユンを休ませてるとき、
布団で泣いてるセユンを慰めるテッキ…
え
どうなっちゃうの?まさか…キ…ス
って思っていたら「スターン」って引き戸が開いて、妻が登場
だよね〜ってちょっとがっかりしたな
テッキがセユンに一緒に行こうって必死で伝えるところはドキドキしたし
セユンが、これから生まれてくるテッキの子供のために、自分の気持ちを押し殺して、拒絶するところは切なくて泣きました
月日が流れて、テッキは子供が産まれ、彼のおかげで書けた詩は大成功を収めた時
偶然セユンと再会して、「好きなところへ行け」とお金を渡す
セユンが「一緒に行こう」って言うんですよね(タイミング最悪だけど)
1人だと不安だからなのか、テッキのそばにいたいからなのか
細かいことはよくわからないけど、1人の人間として特別な存在なんだろうな
テッキは、子供を置いては行けないから断ってしまう
とある声優さんが
「もやもやは人生のスパイス」
とおしゃっていたのを思い出しました
未練がない訳ではないテッキはきっとこれから、もやもやが消えないでしょう
でもそれがまた、創作にも良い影響を与えるだろうし
人としての厚みもできてくる
私も若い時はわからなかったけど、歳を重ねると何かしらのもやもやを抱えて生きていて
それがスパイスとなってその人しか歩めない尊い人生を送れるのでしょうね
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